風の噂に聞いておりました。
とある日、部長さんの机の上には、キアゲンの見慣れた青いデザインの箱があり、だけど何だか小さめだな、しかも居室にキアゲン?と不思議に思いました。
注釈:キアゲンとは、バイオ系にとっては超メジャーな試薬メーカーで、DNA抽出キット(試薬とプラ部材のセット)は青箱、RNAなら赤箱と、視覚的に刷り込まれている製品なのです。
よくよく青箱のラベルを見ると、例の、隠しキャラのような、噂の品物の名前がそこに印字されています。「QIAdorayaki」キアドラヤキ、通称キアドラ、つまりキアゲンのどら焼、ノベルティーの最たるものです。
ほほーぅ、これがあのキアどらですか~と、唸り声がつい出てしまいました。半年ほど前にキアマカ(キアゲンマカロン)は2度目撃しましたが、こちらドラのほうが歴は長いはず。
さらに青箱を観察すると、製造は「京阿月」さんとあります。京都の和菓子メーカーさんで、ホームページを開くと色んなどら焼が並んでいて、確かにここだと納得でした。
ラベルの「Not for laboratory use」もニクいですね。普段の試薬なら先頭の「not 」がなく、シャレが効いています。賞味期限はこの日から6日後。御用聞きの代理店さんがモグモグさせられてたのはおそらく口に突っ込まれた模様。さすがマフィアキャラの部長さんである。ガクブル。。
☆ミ