DNAFORM’s diary

企業ブログです

九州大学のオブジェ

手のひらの上に人!
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2月下旬の1週間、2020年最初の遠方出張ツアーでした。広島からスタートし、熊本、福岡と、3県の18件ユーザーさんを巡りました。

さて写真のオブジェ、見たことのある人には記憶に残るインパクトファクターのものでしょうか。2本の手の指の上に2本足で立つ姿。これは一体どんな意味を持たせているのかちょっと調べてみないとわからないですが、何か強い意思を感じさせるのは間違いありません。

そして想像は自由という概念をもとに少し想像してみると、人の努力・頑張りは手仕事の上に成り立つと言っているのか、大きな手(守ってくれる存在)があっての個人と言っているのか、はたまた、渇望の手と次の渇望の手が脈々と世代世代で累積する様を表しているのか…。正解はネット上のどこかに見つかることでしょう。

のちほど今回同行の部長さんに尋ねてみたら、教育、それから何だろねー、先生の手の上で学んでる学生、探求心、向上心から見上げているところ。そんな想像を披露してくれました。

わが部署が受託を行っているNGS(次世代シーケンサー)の遺伝子解析から見ても、はじめはCAGE-seqを軸に、この2年ほどのうちにRNA-seq、ATAC-seq、ChIP-seqを追加し、種類の蓄積があります。世の中には他にも新しい種類が登場していたり。大学内の敷地という場所にあるオブジェであることを考えると、頑張り、知、個ではない関係性などを盛り込むことは十分あり得そうです。

正解もオチもないネタになりましたが、そんなことを考えさせるオブジェに出会いました。

追伸:
ネット検索してみました。すると、スウェーデンの生んだ20世紀最大の彫刻家の一人、 カール・ミレス(1875-1955)、以下は九大・旧第2外科先生の文をそのまま引用。「神の手」は世界の至宝とも言われる傑作です。彼は晩年眼を患い、失明の恐怖に悩みつつスウェーデンに帰り、死去の前年1954年、これを制作しました。神の手の上でひたすら天来の光を求めている人こそミレス自身の悲願の姿でしょう。
神、運命、悩みと願い、これらが本来の意図でしょうか。顔のある側から見るとまた印象が違い、さらに迫力のある作品になっています。

 ☆ミ