DNAFORM’s diary

企業ブログです

シーケンサー試薬、納品

ドライアイス詰めでたくさん届きましたf:id:DNAFORM:20200723141038j:plain

わが社ダナフォームは、遺伝子に関する受託解析を主力商品のひとつとして活動しています。RNA-seq、CAGE-seq、ATAC-seq、ChIP-seqなどが解析の種類名で、解析には次世代シーケンサーと呼ばれる機械を使います。シーケンサー(名詞)やシーケンス(動詞)を表すのが-seqで、遺伝子の塩基配列そのものや配列を読み取る操作を意味します。

この数年はイルミナ社(アメリカ本社)一強の時期が続きましたが、ここに来てMGI社(中国本社)がじわじわと台頭、代替可能な原理、かつ低価格をウリにして、シーケンスの質も悪くないとかむしろ良いとの声もあり、世の中、特にアジアを中心に、認知度は高まっています。

そんな折りに、わが社にも1台のMGI社マシーンが3月にやって来ました。先輩イルミナさんと今回の後輩MGIくんとで2台持ちになりました。コロナの煽りはこんなところにも出るのかと思うのですが、しばらく数ヵ月にわたりセットアップすらされず、ただデカイ静かな機械が実験室の片隅に置かれていましたが、1か月くらい前にセットアップが終わり、試薬の購買手続きを経て、「晴れて」試薬納品とあいなりました!!

確か7ケタの額をまとめて1度に買ったはず。そして写真は、廊下の右側の実験室に運び入れている風景です。

廊下の向こう側には実験室が複数並び、そして廊下の手前側には居室があります。実験室スペースと居室の面積はざっくりだいたい同じくらいでしょうか。会社によっては居室だけのところが多いでしょうし、かたや工場を持つ会社は居室の比率は小さいでしょうし。ほぼ同じ比率というのは、これまで私が在籍した複数の組織にはなく、そんな点もちょっと面白いなとかんじたところでした。

 ☆ミ