DNAFORM’s diary

企業ブログです

師走の駅

仕事帰りの風景
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黄色い車体の鶴見線から水色の車体へ、乗り換える彼ら彼女たちを一枚撮影。

鶴見線は工場地帯を走り、異国から働きに来ている彼らにとっても、通勤の足となっています。

このとき22時台、仕事を終えた電車の車内は、小鳥のさえずりのような、楽しげな話し声でいっぱい。黄色い電車は特に彼らの比率が高いこともあり、勤務後のほっとする気持ちがあふれているようです。

私はこの雰囲気が結構好きで、日本人がもつ温度湿度とは異なる軽やかさ、暖かさが感じられます。(日本人はやっぱり演歌の民族だと思います)

はてさて、どこの国の皆さんなのか、よくは分かりません。想像するに、アジア系と南米系。もしかすると南アジアも、そして、地図帳の図説に載ってる民族衣装を着たペルー人、そんなイメージの彼女らも。小柄でがっしりした体型の、黒くやや縮れた長い髪は三つ編みに。

工業製品だったりお弁当工場だったり、はたまた物流関連だったり。私たちの生活のどこかに役立っているのかも。

 ☆ミ

コロナの波

波のパターンが似ています。

 

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12月も中旬になり、すっかり年間のほとんどを新型コロナウイルスの騒動が占めていたことを痛感しています。さて、写真のグラフを見てみると、いずれも似た波の動きをしていることが分かります。

 

4つの図のうち(厚労相サイトより)、特に、最初と最後、陽性者数とPCR検査の実施件数、これら2つの図を比べてみると。さてさて、何か見えてきたでしょうか。全体のうちで何人いたのか、それは割合という概念。

 

連日の報道では、今日は~者が( )人、というように、基本的には人数を単位にニュースが語られます。少し視点を変えて、単位を人からパーセントへシフトしてみるといかがでしょう。波形の変動から見て、割合というのか比率というのか、何人に一人という具合は同じように動いているように思います。ただ、全体で何人を検査したのか、そのうち何人がその結果だったのか。

 

連日、この半年以上、人数による報道が続いています。検査できるワクの数は日々段々と整ってくるに従い増えるわけで、そして、より多くの数を検査してより多くの結果が出た。そんなところかと思います。

 

単位は、人か%か。そろそろ違う単位の報道があってもよいのではと思う今日この頃です。いずれにしても表現は自由です。

 

 ☆彡

 

模様替え2020(3)

これから移る先、実験室スペースです。
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元の部屋と面積はさほど変わらないようですが、資材置きの区画を奥の部屋のなかに設けたことで、より広々と使えるようになります。

まだ何も入っておらず、ずいぶんと広く見えますね。写っている3名がとても小さく見えます。

新しい実験室は1つ下のフロアになりました。居室も同じく下のフロアへ移動。社内では引越と言ってますが、住所は変わらないのでここでは模様替えと呼んでます。これまではフロア1つ分プラス別棟、これからはフロア2つ分に集約です。

ある意味業務拡大中、いいことなのかバブルなのか、この数年堅調にやってきたわが部署と、今年になって始まった部署もあり。1年や2年の後はどうなっていることやら。神のみぞ知る。

 ☆ミ

模様替え2020(2)

すっかり運び出された後の実験室です。
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午前中の(1)に続き、こちら午後の様子です。同じ部屋ですが、まるで違って見えます。というか、中身が見事にほぼ無くなりました。右側に残る白いフリーザーだけが同じ部屋と物語っているようです。

さて、中身はというと、新しい部屋へ運び込まれたり、一時置きの場所で一晩待機しています。

今回、前回と同じプロの運送屋さんたちがたくさん動いてくれているので、こちらとしては安心して見守るばかり。ときどき写真を撮ったり野次馬がお邪魔してますが、そこは慣れてる彼らだと期待。明日もどうぞよろしくお願いします。

 ☆ミ

模様替え2020(1)

実験室も移動前のスタンバイ
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コロナの今年、冬季はただでさえ繁忙期なのですが、社内全体の業務内容にあわせて、12月初旬に各部屋の模様替え・増床のイベントが重なりました。まさに今日からスタートです。

写真は実験室のひとつです。小さな機器類などはピンク色のプチプチで包まれ、一部屋まるごと移動されるのを待っているところです。実験室も居室も、それぞれみな建物の中で移動です。

デスク回りは自分の持ち物を各自段ボールに詰めて、翌日新しい位置に運んでもらい、すぐに開梱して元通りに。

ちょうど1年前の引越では、2分の距離にある別の建物から今の建物へ移動しました。今年は住所が変わらないので引越というより模様替えと呼ぶところでしょうか。

そんな模様替え、今日から各部屋あちこちで順次始まります。

 ☆ミ

クスリと薬剤

かゆみのおクスリ
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わが社ダナフォームでは、次世代シーケンサーを使った遺伝子解析の受託サービスを行っております。本日は、仕事で聞いた名称を、思いがけず我が身に使用することになった話で参りましょう。

ユーザーさんの多くは大学の先生で、他には研究所や民間企業などからの注文もやってきます。学部でいうと、医学部や理学・農学、獣医、畜産、水産、工学系などもあり、DNAやRNAを扱う研究者さんにご愛顧いただいています。

さて、そんなご依頼のなかには薬剤の治療効果を見る基礎研究もあるはず。注文にあたり詳細を聞くことはほぼなく、概ねサンプル名からの推測だったりします。

バイオ系の私、大病もなく、クスリに詳しいはずもなく。しかし最近、ちょっと忙しい日々が続き、腕と頭皮のかゆみが出たので皮膚科に行き、おクスリを処方してもらいました。ジェネリック(後発品)と先発品のご希望ありますかなどアンケートに答え、出てきたものは。

ええ、そうです。ご想像のとおり、とあるご依頼サンプル名にあったその名前でした。実験マウスに投与ナシ、薬剤A、薬剤B、3グループの遺伝子解析。

わーぉ、マウスと私、同じクスリ!


調剤薬局での説明は、アトピーなどの皮膚炎に塗る、ステロイド系とそうでないクスリだそう。どちらも先発品。後発品は出てないそうな。そうか、クスリ界の有名人なのか、たまたまその2つだったのか。

いずれにしても、皮膚科ドクターの選択の妙。偶然なのか、当然なのか、王道なのか。

遺伝子解析では痒さを数値化することが出来ませんが、炎症や免疫に関する遺伝子が動いているかを数値にすることは可能です。(遺伝子ノックアウトにより、生まれつき痒々の運命をもつマウスがいるそうな。)免疫系、インターロイキンなどをはじめ、多くの遺伝子の発現がかなり変動(Up-regulated/Down-regulated)します。

そして私は、マウスと同じクスリを塗って、かゆみが治まるものか、肌で感じてみようかと思っています。

 ☆ミ

鶴見線90周年

当初は煙を出して走る列車だったらしい
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わが社ダナフォームの最寄りは、JR鶴見線鶴見小野駅です。このブログに何度も登場するフレーズ。

さて、私たち社員にとって毎日の足となっている鶴見線、90周年を記念する小さな写真展が鶴見駅内に開催されています。

写真はそのひとつ、海に近い川にかかる鉄橋を渡る鶴見線鶴見駅とその隣の国道駅を結ぶ辺りでしょうか。今でも面影のある風景で、最近では奥側は埋め立てが進み、戸建てやマンションなど住宅地が広がります。

90年前、それは1930年であり昭和5年。全線電化とともに旅客輸送を開始した年だそう。

実際にはさらに5年前から列車は走っていて、1925年の大正25年。貨物専用鉄道として始まったそうです。工業の街ならではの始まり。

現在の車体は、黄色に細い白と水色のラインが入るデザイン。朝に晩に、毎日お世話になっています。

 ☆ミ