DNAFORM’s diary

企業ブログです

総持寺の春ポスター

与謝野晶子さんの一句を添えて
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胸なりて
 われ踏みがたし 氷より
   すめる 大雄宝殿の床

氷表面の滑らかさと、お寺の床の滑らかさ。冬の季語「氷」を使って対比させた句でしょうか。ふ、冬??

今は2月下旬なので、俳句の暦ではとっくに春なのですが、もしかすると季語は「氷」でなく、もしや「床」?? しかも「ゆか」でなく「とこ」なら京都鴨川の「川床」から夏なのですが。もしかして冬と夏を同居させる与謝野さん一句…?奥が深すぎます。

こちらバイオ系理系企業のブログですが、たまにはちょっと文学的な一面もにおわせてみました。祖父が国語の先生だった私。意外なのか血なのか五七五は好きで、作るのも得意です。

「すめる」がまたキャッチーですね。世の中「smell(ニオイ)」には敏感ですが、ここでの「すめる」は「すべる(滑らか)」と思われます。そして理系とはいえ摩擦係数がどうこう言うつもりは一切なく、何かお堂の持つ神秘性が胸を高鳴らせているのでしょうか。もしや受験シーズン、すべるのは春の季語!?
はて、季節混在の一句でもなにも構うことなく、本日これにてお開き。ネットを見れば正解もあるかもですが、それではつまらん、浅めでも自由な想像で私は結果オーライ。よろしこです。

 ☆ミ