DNAFORM’s diary

企業ブログです

成熟した人格者

稲森和夫さん祭り、グーグル画像キャプチャー

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2月後半、晴れた日差しの温かい通勤電車のなかで、スマホぱちぱちしていました。最近の忙しさから、働き方やそんな類の事柄について記事検索していたときに、稲森和夫さんと山中伸弥さんの対談本に行きつきました。写真にもある「バカになれ」がそれ。「動機善なりや、私心なかりしか」は今日の私の心に刺さる名言。特に後半。

 

稲森さんは多くの方がご存知のように、京セラ、KDDIJALなどの経営手腕と人格で知られる大御所。1932年生まれ。山中さんはiPS細胞やノーベル賞で知られる医師であり研究者。

以下はネットにあったブックレビュー、Yさんのものをコピペ。

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「宇宙には、森羅万象、あらゆるものを善なる方向に推し進めていこうとする風が常に吹いている。事を成そうとするとき、きれいな心、善なる心、利他の心で帆を上げれば、風をうまく受けられる」。

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 稲盛和夫氏は、大きな決断のとき、
「動機善なりや、私心なかりしか」を真剣に問い、曇りがないことを確認できたら決断する。
 普段の経営では、
「企業は、そこに集う全社員が幸福になるために存在する」「常に謙虚に素直な心で」「常に明るく前向きに」「真面目に一生懸命仕事に打ち込む」「地味な努力を積み重ねる」「感謝の気持ちを持つ」を実践する。
 仕事で良い成果を上げれるかどうかを判別する方程式として、
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」を定式化。

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何やら壮大な概念と出会ってしまいました。私の悩みなぞごく小さいものだったのかもしれず、これはこれで気持ちがスッキリ、この本の存在、お二方の存在により、救われた思いでした。

 

私の勝手な印象ですが、わがバイオ業界に属する人々は全体的に、心優しいナチュラル派、自然を愛し、多少の災害があっても環境適応型、いい意味での順応型のタイプかと思います。逆のタイプを行く業界としては、同じ技術系でも物理家さんとか、金融・不動産の方々だろうかと想像します。必ずしも正しくないかもしれませんが、元のものを力で違う形へ変えられると信じていそうな印象があります。

 

私は管理職でもなく人を束ねるポジションにもありませんが、私の立場から見ると、会社内にはいろんな人たちがいるわけで。冒頭に書いた名言。動機は正しいものですか、私利私欲ではありませんか、と自問自答されるという稲森さん。

 

稲森さんの人格は善なり、だからこそここまでの成功。凡人や煩悩の人には難しいですよね。今回とりとめのない記事になりましたが、ちょっとモヤモヤしている心情が露呈しております。

 

追伸

長くなりましたが最後にポジネタ。山中先生のiPS細胞誕生には、弊社ダナフォームの遺伝子商品が大きく貢献していたのをご存知でしょうか。山中4因子と呼ばれる4つの遺伝子を導入することでiPS細胞は作成されたのですが、これら遺伝子は「cDNAクローン」との商品名のものを弊社から購入されたとのこと。当時の購買リストを見るとユーザー名のところに「山中伸弥」もしくはラボの方などのお名前があるはず。そうです、山中伸弥先生はわが社のお客様なのでした。そして現在もcDNAクローン販売は皆様のご愛顧のもとに安定して続いております。

 

 ☆彡