DNAFORM’s diary

企業ブログです

ウイルスと温度と湿度

冬はウイルス生存の適期です。
f:id:DNAFORM:20200303001000j:plain

表の引用はコチラから↓
ARUHIマガジン編集部、インフルエンザ流行期入り、ウイルスが嫌いな「室温と湿度」を再確認。(出典:国立保健医療科学院ホームページ)

3月に入り、暖冬の今年はあちこち早咲きの桜が咲いたり、花粉症でグスグスしたり。そして世の中は新型コロナウイルスが社会問題になっていますね。

安部首相の発表により学校が春休みまで休校になるとか、それに対する人やモノの動きを懸念する反発意見が出たり。かたや電車のなかでは咳をすると白い目で見られたり、政治家がインタビューで咳や咳払いをするとカメラフラッシュがたかれたり。何やら冷静さに欠けるというべきか、もしくは、非常時の人間はこう無秩序になると行動学的な観点で見るべきか。ともあれ世の中はやや混乱状態にあることは間違いなさそうです。

さて前置きが長くなりましたが、ウイルスにとって生存好適な温度・湿度の表を載せてみました。予め断っておくと、わが社はバイオベンチャーであり医療系ではなく、本格的な内容ではないことをお許しください。あまり聞き馴染みのない「絶対湿度」について。普段耳にする湿度、すなわち「相対湿度」と気温から割り出す表だそう。今日の天気予報12時は晴れ14度33%、明日は雨8度86%、前者のほうがウイルスの生存にとって適しているようです。空気中を浮遊しているウイルスは、乾燥しているほど飛びやすく、湿度があると重さを増して飛べずに落ちるそうで。

この度猛威を振るっている新型コロナウイルスにも当てはまるかどうか分かりませんが、例年の冬にインフルエンザが流行ったり、風邪ひきさんが増える時期には、昔から「手洗い・うがい」と相場が決まっていたように思うのです。今年はマスクや手指消毒液にもっぱら注目が集まっているのも、実に不思議です。ましてや、マスクの品切はもう数週にわたっているのに。そんなにマスクに効果を期待しているのか(あくまで私個人の意見です)…。

ここまで騒動になっているのに、パンデミックと宣言されていないことや、コロナに感染してもそこまで重篤にはなりづらいらしいことも、相関していないと思うところ。

マスク品薄時代、私ならネットに入れて洗濯機でいつものようにくるくる回して洗うでしょう。マスクの素材が不織布であることを考えると熱湯消毒では縮むかもしれず、アルコール消毒(70%エタノールなど)くらいでは痛まないかもですが、そもそも手に入りづらいでしょうし。これまで私は0枚使用、相手のためカバンにスタンバイ有り。

熱湯では「殺菌」、アルコールは「殺菌」、衣類洗濯では「希釈洗浄」。そもそも殺菌以上に菌をなくす「滅菌」をマスクに施しても一時的なものでしょう 。(※オートクレーブ滅菌:加湿状態かつ加圧状態で加熱する。他にはガンマ線も滅菌の一種ですね)。菌入り空気は市販マスクをやすやすと通過するでしょう。石鹸手洗いやうがいも希釈、私個人の生活では「希釈」を選びます。今どきでも石鹸は品薄になっていませんから。

マスクの静電気による菌捕集と聞いて、そこから私の想像は飛躍し、ファンデルワールス力、チンダル現象、ゲルとゾル、分子間力、共有結合アミノ酸結合など、高校化学を思い出しました。ナイロン66とか。はてさて、さらに高性能なガスマスク(防毒マスク)は、吸収缶の活性炭の原理でブロックしているようです。

そして皆さま、手洗い・うがい。マスクは心の安心に。そして己の免疫力と体力ですよ。寒い時期を乗り切ればきっともうすぐです!

 ☆ミ