DNAFORM’s diary

企業ブログです

コロナとマスク

カバンに常備してます。
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旧正月の頃から連日ニュースを賑わしている 新型コロナウイルス。前の記事に続き、思うところをもう少し書いてみます。あくまで専門家ではなく、バイオベンチャーに勤めるバイオ知識によるものであることを予めご了承ください。

・感染経路の種類
大きく分けて3つ、空気感染、飛沫感染接触感染。今回のコロナウイルスは後ろの2つが該当。

・マスクの効果と意味
くしゃみなど飛沫感染の対策に効果あり。まず着用すべきはウイルス感染者。まだ感染していない人にとっては唾が飛んでくるのをブロックするため。新型コロナウイルス厚労相発表によると空気感染はしないため、小さなウイルスがマスク繊維の網目を通り抜けて口や鼻から感染するリスクは心配無用。それと共に、無意識の接触感染の防止として、知らず知らずのうちに手で口を触ってしまいウイルスが入り込むのを防ぐ効果があるかもしれない。

・マスクの品薄について
品薄状態はもう数週間続いていますが、マスクの効果や空気感染しないことを考えると、マスク信仰は加熱し過ぎの印象、もう少し冷静さが必要。もしどうしても使いたいのであれば洗って静電気の効果が薄れようともリユースして大事に複数回使ってもよいのかも。

・マスク着用率の変化
私の通勤電車は横浜や川崎、東京などを通るをJR線で、春節前の2月5日ごろは6割ほど、先日3月6日ごろは9割越えの日もあり、今朝は8割の印象でした。

・空気感染ナシ、飛沫感染アリ、接触感染アリ
今回の新型コロナウイルスの特徴。前2つは前述の通り。マスクを付ける人はずいぶん多いのに、手袋をつけている人は少ないです。暖冬の3月なので電車内では暑いかもしれませんが、ウイルスが直接手につかないよう、予防の策としてはマスク以上なのではと思うことも。

・コロナ威力はの疑問点
例年のインフルエンザはもっとわっと流行し学級閉鎖になったりしますが、今回のコロナはそこまでではない。しかしなぜここまでの騒動になるのか、なんだかよく分からず、情報収集を継続。

・過去に倣う
SARSは2002年の年末から翌年5月ごろまで。例年のインフルは暖かくなると収まりますが、SARSはだいぶ暖かくなり新緑になってやっと収束したそうな。
個人的な浅い予想ではコロナもインフル同様に春になればと思っていましたが、何をきっかけにだったか、今の時点では5月説もあながちあり得るかも、オリンピックまでうっすら余波が残るのではとの気持ち。言い方は悪いですが、人間という生物種は絶好のウイルス培養器です。

・収束時期の勝手な予想
まだ分かりませんが、何となく4~5月ごろを勝手に予想します。例年の季節性インフルは、11月頃~2月ピーク~4月頃収束だそう。本日は3月9日、日中15度を越える日もあり、ダウンコートからもう少し薄手になる人もちらほら。暖かくなったら収まるのかと思いきや、この週末は陽性診断になった人がぐんとふえましたね。広島など0人だった県にも現れたりしました。今後はもうカウントアップが間に合わなくなったり、一通り蔓延するのでは。コロナウイルスが増殖したくない環境とはどんなものだろう、そのときが収まるとき。ウイルスが好まない高温多湿の梅雨どきまでひっぱるのでしょうか。

・手洗い方法のおすすめ
石鹸2度洗い。15秒よく泡立て水ですすぎ、再度15秒泡立ててすすぐ。この2回方式は希釈の原理。例えば1回で1/100に希釈されるとすると、2回なら1/10,000の効果になります。かたや30秒1回では1/200にしか相当しません。これは、実験室で強酸廃液を廃液タンクに入れるときに行う3回すすぎルールと同じ考え方です。

・用語:基本再生産数
1.4から2.5。R0とも表記され、一人の感染患者が罹患中に何人の未感染者に伝染させるかの目安で、その病原体の感染力の指標となります。インフルエンザは1から2。(がんセンター東病院HPより引用)

 ☆ミ